甘酒作りの失敗として、甘みが少ないということがあると思います。
原因として温度管理ができていない、かき混ぜることが不足しているなどが考えられます。
甘酒の甘みは麹菌の酵素の働きにより作られます。
かき混ぜることで酵素が甘酒全体に行き渡り、糖化が促進されます。
今回は甘酒作りのポイントである「かき混ぜる」ことについて書きたいと思います。
●米麹をきちんとばらす
あらかじめ米麹は1粒1粒ばらしておくことで、おかゆと混ざり合いやすくなります。
●おかゆのかたまりをほぐす
おかゆを炊いた後、おかゆにかたまりがないようにほぐすことで、米麹と混ざり合いやすくなります。
●米麹をおかゆに投入した後、よくかき混ぜる
お米を練りつぶさないようにして、米麹とおかゆを混ぜ合わせるようにかき混ぜていきます。
かき混ぜることで温度が下がりやすくなるため、保温した炊飯器の中でかき混ぜるとよいと思います。
※温度が下がり過ぎた場合はフタをして保温をする、早炊きモードで温度を上げるようにします。
●炊飯器、ヨーグルティアなどで発酵中もできる範囲でかき混ぜる
私が実践している方法はキッチンタイマーを使う方法です。
発酵開始後30分でキッチンタイマーをセットします。
タイマーが鳴ったらかき混ぜる作業を行い、これを手間にならない範囲で行っています。
キッチンタイマーを使うことで他のことができますし、忘れる心配もありません。
※かき混ぜる作業は上下を入れ替えるように混ぜることも大切です。
発酵開始後のかき混ぜる作業はついめんどくさくなりおろそかにしてしまうこともあると思います。
めんどうなときは炊飯器、ヨーグルティアをゆらす程度でもいいと思います。