(※このページは2022年7月18日に更新しました。)
砂糖不使用なのにとっても甘く、栄養成分を豊富に含んでいる米麹甘酒。
「飲む点滴」や「飲む美容液」とも呼ばれ、健康や美容の観点からも注目されています。
実は炊飯器を使って簡単に作ることができます!
今回は米麹甘酒の作り方を初めての方でも失敗しないように詳しく書いていきたいと思います。
用意する道具
- 炊飯器、しゃもじ
- 温度計
- 布巾(ふきん)
- さいばし
- 計量カップ
- クッキングスケール
- 平皿
材料
米麹甘酒の原材料はとってもシンプル!「お米」と「米麹」と「水」だけです。
- 米麹(乾燥タイプ)150g
- うるち米(またはもち米)150g
- 水3カップ(炊飯用)
- 水1カップ(冷まし用)
※もち米を使うとより甘い米麹甘酒に仕上がります。
①おかゆモードで炊飯
お米を洗米後、水3カップを入れて、「おかゆ」モードで炊飯します。
【おかゆの炊飯中】米麹を一粒一粒にばらす
米麹がブロックタイプの場合は、手でこすり合わせるようにして、一粒一粒がバラバラになるようにほぐします。
しっかりとほぐすことでおかゆと米麹が混ざりやすくなり、発酵(糖化)が進みやすくなります。
②おかゆが炊けたら水を加えて冷ます
おかゆが炊けたら炊飯器から内釜を取り出します。
水1カップを加えて、お米の固まりをほぐすようによくかき混ぜます。
おかゆがダマにならないようによくかき混ぜながら、温度が下がるのを待ちます。
③ 65℃以下になったら米麹を加える
内釜を炊飯器に戻して、「保温」モードにします。
おかゆの温度が65℃以下になったら米麹を加えます。
一気にすべての米麹を加えると混ぜにくくなるので、少しずつ加えるのがポイントです。
しっかりかき混ぜて、おかゆと米麹をよく混ぜ合わせます。
かき混ぜていくうちに水分が出てきます。
しっかりとかき混ぜて水分がよく出るようにしましょう。
水分がよく出てくるまでかき混ぜる
かき混ぜていくうちに温度が下がってしまったら、一旦炊飯器の蓋を閉めて、「保温」モードを取消して、通常の炊飯ボタンを押します(※メニューで「早炊き」モードがあればそちらを使います)。
※「早炊き」モードの場合、一気に温度が上がりすぎてしまう場合があるので、注意してみるようにしましょう。
温度が55~60℃まで上がってきたら、蓋を開けて再度かき混ぜる作業を行います。
かき混ぜていくうちに水分がよく出てきます。
おかゆと米麹をよく混ぜ合わせて、水分がよく出てきたら次の作業に進みます。
④50~60℃の間で約6~8時間発酵(糖化)させる
発酵(糖化)に入る前に、温度を55~60℃の間まで上げるようにします。
温度を55~60℃の間まで上げたら「保温」モードで 約6~8時間、発酵させていきます。
「保温」モードでフタを完全に閉めてしまうと温度が60℃を超えてしまうため、蓋が完全に閉まらないように工夫します。
布巾をかぶせて、さいばしを蓋の間にかませます。
布巾を2重にすると温度が下がりにくくなります。50℃~60℃の温度を保てるよう温度管理をします。
蓋をしたら平皿を上にのせます。
発酵中も2~3回かき混ぜる
発酵の途中もかき混ぜることで甘い甘酒に仕上がります。
⑤自分の舌で甘さを確かめる
6~8時間が経過したら自分の舌で甘さを確かめてください。
甘さが足りないと思う場合は、よくかき混ぜてから再度発酵を行います。30分後、1時間後で味を確かめるようにします。
8時間発酵させれば十分甘くなっていると思います。
米麹甘酒の保存方法と賞味期限
完成後は甘酒を容器に移して、冷蔵庫で保存してください。
甘酒の賞味期限の目安は1~2週間です。
冷蔵庫の中でも発酵(糖化)は緩やかに進んでいます。翌日の方がより甘さを感じると思います。
3、4日と経過するうちに乳酸菌の働きにより甘酒に酸味が出てくることもあります。
自家製甘酒は手間と時間はかかりますが、出来立てのおいしさを味わうことができたり、日々変化する味を楽しむこともできます。
時間が出来たとき、休日などにゆっくりと甘酒作りをしてみてください。
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