桐生市の市街地、本町通りには重伝建と呼ばれる地域があります。
重伝建とは「 重要伝統的建造物群保存地区 」の略称のことです。
桐生はかつて織物産業を中心に発展してきた町です。上毛かるた(群馬のかるた)では 「桐生は日本の機どころ」 とうたわれていたり、「東の桐生、西の西陣(京都)」という言葉もあります。
重伝建エリアは「織物の町・桐生」の古い街並みや景観が保存されています。
重伝建エリアは桐生市本町一丁目、二丁目のあたりを指します。このエリアは桐生の観光スポットでもあり、市外から散策に来る人もいます。
重伝建エリアに来るならこの日がおススメ
重伝建エリアを散策するのにおススメな日があります。
それは桐生三大市の日です。
桐生三大市は、毎月の第一土曜日に行われます。
桐生三大一とは「天満宮古民具骨董市」「買場紗綾市(かいばさやいち)」「桐生楽市」が合わさったものです。
この日は本町通りに多くの人が出ます。本町通りのお店も活気づいているので、重伝建エリアに来るならこの日に合わせてくるのがおススメです。
桐生三大市の始まりは朝早いです。
10時くらいには人が多く出ています。来るなら午前中に来るのがおススメです。
まずは平日の重伝建エリアの様子を見ていきましょう。
本町三丁目の交差点です。
まっすぐに進んでいくと右手に矢野園、有隣館といった古い建物が見えてきます。
本町二丁目の交差点です。
まっすぐと進んでいくと鳥居が見えてきます。
ここは桐生天満宮の入り口になります。
桐生天満宮の境内の様子です。
続いて、桐生三大市の日の様子を見ていきましょう。
桐生楽市
道路脇に多くの露店が並びます。 これを「桐生楽市」と言います。露店は本町三丁目あたりが多いです。
売られているものは様々でフリーマーケットという感じです。
本、CD、洋服、骨董品などいろいろ売られています。「何かないかな~」とふらふら歩くのが楽しいです。
ここは「 ちょいにげマーケット 」と呼ばれる、飲食店のお店も出店しているゾーンです。
天満宮古民具骨董市(通称、骨董市)
本町の通りをまっすぐに進むと桐生天満宮があります。
「天満宮古民具骨董市」 は桐生天満宮で行われる骨董市です。
骨董市では 陶器や着物、レコードなど、特に古いものが売られています。
骨董市の日は境内は人でいっぱいになります。
買場紗綾市(かいばさやいち)
買場紗綾市の会場は桐生天満宮の交差点を右に曲がって進んでいくとあります。
買場紗綾市は食べ物から洋服までいろいろあります。
買場紗綾市の会場のすぐ裏にはレンガ造りのノコギリ屋根工場を再利用したパン屋さん「ベーカリーカフェレンガ」があります。
ノコギリ屋根の景観は桐生の名物でもあります。ただし一か所にまとまってないので、ノコギリ屋根を見たい方は予め調べて来る方がいいと思います。
ノコギリ屋根工場の場所はコチラにまとまっています。
重伝建エリアに来られる方へ
- 本町通りの商店休みは水曜日となります。 水曜日に来ると飲食店も閉まっていることがあります。
- 本町通りを歩くときはコインパーキングの駐車場にとめるといいと思います。
桐生三大市の開催は毎月第一土曜日です。せっかくなら活気があるときに来るのをおススメします。