「飲む点滴」「飲む美容液」とも呼ばれる甘酒ですが、甘酒は飲むだけでなく、漬け床としての活用法もあります。
今回は漬け床としての甘酒の活用法で「べったら漬け」の作り方をご紹介します。
べったら漬けとは
- 大根を米麹や砂糖を使って漬けたもの
- 江戸時代発祥
- 江戸時代の人たちはお茶請けとしてデザートのように食べていた
※今回は砂糖を使わないで生甘酒のみで漬ける方法をご紹介します。
材料
べったら漬けの作り方
1.大根の皮をむいて天日干しする
今回は大根一本を四等分に切り分けました。
家のベランダで「8:30頃~15:00頃」の7時間半、天日干ししました。
天日干しをした日の天気は晴れでした。
天日干しする日の天気予報は確認しておくとよいと思います。
写真はちょうど引き上げる15:00頃のものです。
表面が乾燥して、水分が抜けて締まった感じになっています。
天日干しして水分を抜くことで旨みが凝縮された味になるようです。
引き上げるときに気づいたのですが、裏側の水分が表側より抜けていませんでした。
天日干しするときは途中で裏側に返してあげるとよいと思います。
2.塩をまぶして、重しをのせる
干した後の大根の重さが「827g」ありました。
塩の量は「干した後の大根の重さ」の5%で漬けました。
827g×0.05=16.54(約17g)
大根に塩をよくすり込んだらポリ袋を閉じて、重しをのせました。
15:00頃~翌日7:00頃までの計16時間漬けました。
大根から水分がよく出ていました。
3.生甘酒、昆布、唐辛子で漬ける
生甘酒は「かた造り甘酒」の要領で、大根を天日干しするときに仕込んでおきました。
塩漬けした大根は水で軽く洗い流して、しっかりと拭いた後に生甘酒に漬けました。
昆布と唐辛子も細かく切って入れました。
大根が隠れるように生甘酒をしっかりと加えました。その分、生甘酒の量を多く入れることになりました。
大きめのジッパー付き袋に入れて空気を抜くようにして漬けた方が生甘酒の節約にはなるかもしれません。
4.漬けて2日後から食べられる
漬けてから2日後に食べると、かみ応えがしっかりとあり、甘酒の味もよく染みこんでいました。
昆布と唐辛子を入れたことで甘酒に旨みが加わって美味しくなっていました。
甘酒は洗い流さなく、大根と一緒に食べます。
大根を甘酒に漬けてから一週間後にも食べましたが、美味しく食べることが出来ました。
これから冬の季節にかけて旬を迎える大根。べったら漬けを作ってみてはいかがでしょうか。
参考文献
「絵でわかる 麹のひみつ」小泉武夫(著)
「甘酒で三五八漬けとべったら漬け」こうじ屋の日記
https://ameblo.jp/kouji-ya9/entry-12337005172.html